2024
.
7
.
31
プレスリリース

クラウド経営管理システムを提供する「ログラス」、 Sequoia HeritageとALL STAR SAAS FUNDを共同リード投資家とし、 シリーズBで70億円の資金調達

株式会社ログラス(本社:東京都港区、代表取締役CEO:布川 友也、以下「当社」)は、シリーズBラウンドにて、米国の機関投資家であるSequoia Heritageと、既存株主であるALL STAR SAAS FUNDを共同リード投資家とし、国内外の投資家 計14社を引受先としたエクイティ調達 70億円の契約を締結しました。この度の調達により、累計調達額は100億円になる予定です。

■ シリーズB 資金調達の概要

調達金額:70億円

調達方法:第三者割当増資

株主:

<新規>

Sequoia Heritage(共同リード)、MITIMCo、SMBCベンチャーキャピタル、Moore Strategic Ventures、Angel Bridge、SuMi TRUSTイノベーションファンド(三井住友信託銀行CVC)、ニッセイ・キャピタル、住商ベンチャー・パートナーズ、パーソルベンチャーパートナーズ、山口キャピタル

<既存>

ALL STAR SAAS FUND(共同リード)、みずほキャピタル、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、Spiral Capital

▽ 共同リード投資家「Sequoia Heritage」について

Sequoia Heritageは、長期的な成長のための資本を提供する米国の機関投資家です。

▽ 「MITIMCo」について

MITIMCoは、米マサチューセッツ工科大学の教育・研究を支える目的で投資を行う同大学の資産運用会社です。

■ 実績と今後の展望

ログラスは、「良い景気を作ろう。」をミッションに掲げ、新しいデータ経営の在り方を生み出すDXサービスを提供しています。基幹プロダクト「Loglass 経営管理」は、企業の中に散在する経営データの収集・統合・一元管理までを効率化し、高度な分析を可能にすることで、経営判断の精度・スピードの向上、ひいては経営資源の最適配分をサポートしてきました。

その結果、シリーズAの資金調達時と比較して、累計導入社数は6倍以上に急成長し、2023年度の予実管理SaaS/PaaS市場において、シェアNo.1(※1)の地位を確立しています。

一方、日本企業では、経営管理以外でも様々な計画領域で、データが表計算ファイル等に散在し、意思決定に必要な情報が不足する「経営のBLACK BOX」が生まれています。

こうした課題の解決に向け、短期的には経営管理領域を起点に、複数の計画領域に参入する「xP&A戦略」をwith AIで展開します。2027年4月までに、提供プロダクト/サービス数を20以上に拡大し、複数のカテゴリでシェアNo.1の確立を目指します。さらに中長期では、パートナーと連携し、実績管理の領域も含めた「AI ERP構想」の実現を目指してまいります。

「AI ERP構想」においては、データとAIの力をフル活用し、あらゆる領域の計画を起点に、経営リソースの最適配分を意思決定できる、真のリソースプランニング・プラットフォームを実現します。これにより、日本企業の経営効率性を高め、ミッション「良い景気を作ろう。」の実現を目指してまいります。

※1:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2024年版」

  予実管理ソフトウェア、SaaS/PaaS、ベンダーシェア、金額ベース、2023年度実績

■調達資金の使途

戦略実行に向けて、開発/デリバリー体制強化のための投資を積極的に行い、事業成長を加速してまいります。

<全体>

・日本企業で高まる計画領域のクラウド化/高度化ニーズに応えるために、全職種で採用を強化し、2027年4月には社員数500名以上まで拡大してまいります。

・プロダクトラインナップの拡充、顧客基盤の獲得を目的としたM&Aを積極的に実施します。

<開発体制の強化>

・2027年4月までに提供プロダクト/サービス数を20以上に拡大するために、60名規模の新規事業開発チームを組成します。1年で事業開発/エンジニア/PdM/デザイナーを新たに50名採用します。

・生成AIによる経営分析自動化等の機能開発を迅速化するために、国内での採用強化に加え、優秀なエンジニアを多く抱えるベトナム/インド等の新興国に開発拠点を設置します。

<デリバリー体制の強化>

・関西のお客様からの引き合い増加に伴い、2024年11月に関西支社を開設予定です。営業/アカウントマネージャー/カスタマーサクセスの機能を設置し、顧客企業の伴走支援ニーズに応えます。

・市場拡大に向けた啓蒙活動/リード獲得を目的とし、2027年4月までにマーケティング・PR施策に35億円規模の投資を行います。経営計画の重要性を啓蒙するセミナー等を継続的に展開します。

■足元での取組み

データとAIの力で、"良い景気"を実現するための取組みを、早速開始してまいります。

▽ 取組み①:Loglass 経営管理にて、「AI予実分析レポート」を7月31日(水)より提供開始

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000052025.html

▽ 取組み②:オービックビジネスコンサルタント社とパートナー契約を締結

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000052025.html

■投資家からのコメント

Sequoia Heritage

We are thrilled to partner with ALL STAR SAAS FUND and are honored to jointly invest in Loglass. With the ongoing momentum of digital transformation and cloud adoption in Japan, we believe Loglass is well-positioned to deliver value to enterprise customers.

「私たちは、ALL STAR SAAS FUNDとのパートナーシップを通じて、ログラスへの共同投資を実現できたことを嬉しく、光栄に感じています。日本で、デジタルトランスフォーメーションとクラウド導入がますます促進されている中、ログラスは顧客に大きなバリューを提供できる絶好のポジションにあると信じています。」

ALL STAR SAAS FUND / マネージングパートナー  前田ヒロ 氏

シード期から支援させていただいているログラスは、2019年の創業以来、お客様のニーズを満たすだけではなく、企業の価値を高めるための新しいインサイトをもたらす“期待を超える”プロダクトを開発し続けてきました。現在、売上規模の大きい大手企業をはじめとする、多数の企業様への導入が加速しており、実績とプロダクトの両面で目覚ましい進化と成長を遂げています。同時に、高い成長率を維持しながらも組織の拡大を実現し、ログラス自身も企業としての経営力をより大きく、より強く向上させています。EPM市場の規模は、グローバルでは既に1兆円規模に達しており、特に日本国内では非常に高い成長が見込まれています。ますます注目が高まるこの成長市場、そして労働生産性と経営効率性の向上がさらに強く求められる環境下で、ログラスは日本の経済活動を支える重要な企業の一社になると確信しています。さらに強力なポジショニングを築く可能性を持つログラスの今後の成長と成功に貢献できるよう、引き続き支援を続けて参ります。

SMBCベンチャーキャピタル株式会社 / 投資営業第四部 部長 安田純也 氏

ログラスさんは、サービスを通じて企業の経営管理等の効率化を進めることで日本に「良い景気を作ろう。」というミッションを掲げています。投資検討の中で、その壮大な未来を実現すべく真摯に取り組まれている布川CEOを中心とするチームの姿勢に深く共感致しました。既に日本を代表する企業も含め多くの企業でサービスの導入が進みつつありますが、今回の資金調達を機にさらに世の中に広がり、多くの日本企業の経営のインフラになること、そして将来的にログラスさん自身も日本を代表する企業として国内経済を牽引する存在になっていただくことを期待しております。そのためにSMBCグループとしてできる限り支援して参りたいと思います。

Angel Bridge株式会社

代表パートナー 河西佑太郎 氏、ディレクター 八尾凌介 氏

この度ログラスに投資させていただきました。何より布川CEOおよび経営チームが、並々ならぬ覚悟と気合で事業に向き合っていることがログラスの強さにつながっています。強烈なスピード感でPDCAを回し、事業推進していく様子を投資検討の過程でも目の当たりにし、感銘を受けました。

ログラスが取り組む経営管理が数少ない残されたHorizontal SaaS領域の1つであり、さらにこれを起点としたプロダクトの広がりも見込むことができる巨大市場であることも魅力でした。実際に提供プロダクトは非常に満足度も高く、すでに多くのエンタープライズ企業へ導入が進んでいます。このチームであれば「良い景気を作ろう。」というミッションを本気で実現することができると信じています。Angel Bridgeはログラスを全力でご支援してまいります。

三井住友信託銀行株式会社 / 常務執行役員 坂上雄彦 氏

SuMi TRUSTイノベーションファンドは弊社のお客様、弊社自身の課題解決に貢献する技術・サービスへの投資を目的として設立いたしました。ログラスは従来の管理会計の在り方を改革し、テクノロジーの力で経営管理の課題を解決することを目指しています。また、ログラスには布川さんを中心とした優秀なメンバーがおり、急速にビジネスを拡大している点を評価し、今回のラウンドで出資させて頂きました。「失われた30年」を取り戻すべく、ログラスを起点にこの国がまた世界と戦い、「良い景気を作る」ことを期待しています。

みずほキャピタル株式会社 / 投資第五部長 根本丈司 氏

シリーズAラウンドに引き続き、シリーズBラウンドでも全力で追加出資させていただきました。前回ラウンド以降も布川さん率いるログラスチームとプロダクトは大きく進化しており、大企業を中心にクライアント数も順調に増加しております。今後もマルチプロダクト化を進めることで、従来以上に価値提供領域の拡大に期待しております。ログラスであれば日本企業の経営効率改善の一助となり、「良い景気を作ろう。」というミッションの実現も本気で目指せると信じております。弊社としてもみずほグループの総力をあげてログラスの成長をご支援して参ります。

ニッセイ・キャピタル株式会社/投資部/キャピタリスト 伊藤佑将 氏

本ラウンドで出資機会をいただけたことを大変嬉しく思います。経営管理の領域では、多くの企業が複雑な業務プロセスや非効率なデータ管理に悩まされています。「良い景気を作ろう。」というミッションのもと、Loglassシリーズが大企業の経営管理を高度化し、企業価値の向上に繋げる、日本経済を支える根幹のサービスになると期待しています。布川さん率いるログラスチームの高い巻き込み力、プロダクト開発力、資金調達力があれば実現できると信じ、今回ご出資させていただきました。これからの同社の挑戦をニッセイ・キャピタルとして支援させていただきます。

■ログラス代表のコメント

株式会社ログラス / 代表取締役CEO 布川 友也

資金調達実現にあたり、お客様、投資家の皆様、弊社メンバー、応援頂いた全ての皆様に深く感謝申し上げます。

今、日本は良い景気への転換点を迎えています。加速する円安、物価上昇、賃上げの流れに実態経済を追いつかせることができるのか?という極めて難しい問題に、少子高齢化という大きなハンデを持つ中で向き合わなければなりません。良い景気へ転換するために、私たちは必然的に資本効率改善や業務効率化・自動化、外貨の獲得への飽くなき挑戦に向かい続ける必要があります。

当社が掲げるミッション「良い景気を作ろう。」は、祖業である「Loglass 経営管理」をご利用頂く企業様の予算策定や経営管理における「BLACK BOX」を解消し、「CLEAR BOX」、つまり経営数値の透明性が高い経営を実現することが始まりでした。今や、提供プロダクト/サービスは5つに増加し、今後3年間で20以上に拡大していく予定です。

今回の資金調達は、Sequoia Heritage/ALL STAR SAAS FUNDを中心に、海外機関投資家からもご期待を頂いたラウンドとなりました。外貨を預けて頂き、日本から世界を変えていくという「良い景気を作ろう。」の実現に向けた、非常に大きな意義がこのラウンドにはあります。関西支社展開、海外開発拠点設立、M&A実施などの大きなチャレンジを非連続に実行し、お客様への提供価値をさらに高めてまいります。

■全ポジションにて採用を強化中

ログラスでは今回の資金調達を機に、全ポジションで採用を強化しています。「良い景気を作ろう。」というミッションに共感いただける方は、ぜひ、下記の採用ページよりご応募ください。カジュアル面談のお申込みも受け付けております。

採用ページ : https://www.loglass.co.jp/recruit

■ クラウド経営管理システム「Loglass」について

当社が提供する「Loglass 経営管理」は、企業の中に散在する経営データ(財務数値/KPIの予算・見込・実績)の収集・統合・一元管理までを効率化し、高度な分析を可能にするクラウド経営管理システムです。フォーマットが異なる表計算ファイルや各システムに散在する様々なデータを、ローデータのまま取り込んでデータベース化。見たい数値を見たいカットで簡単に可視化・分析できるようになり、経営判断の精度やスピードを高めます。

製品紹介サイト : https://www.loglass.jp/

製品紹介動画 : https://youtu.be/4jiRIjcO6Ck

■ 株式会社ログラスについて

「良い景気を作ろう。」をミッションとして掲げ、新しいデータ経営の在り方を生み出すDXサービスを提供しています。主なサービスとして、「Loglass 経営管理」「Loglass IT投資管理」「Loglass 販売計画」「Loglass 人員計画」「Loglass サクセスパートナー」を提供しています。

代表者:代表取締役CEO 布川 友也

設立:2019年5月

所在地:東京都港区三田3-11-24 国際興業三田第2ビル 9階

事業内容:新しいデータ経営の在り方を生み出すDXサービスの企画・開発・販売

URL:https://www.loglass.co.jp/

ニュース一覧へ戻る