Interview

セールス
安部 倫斗

外資系トップセールスが語る、ログラス転職の決め手。「最強のセールス集団」を創る、型破りな挑戦とは?

SAPジャパン(以下SAP)、セールスフォース・ジャパン(以下セールスフォース)、オラクルと、名だたる外資系企業でトップセールスとして活躍してきた安部さん。
華々しいキャリアを築きながらも、彼がスタートアップのログラスへの転職を決めたのは、顧客への真摯な想いと、型破りな組織文化への共感でした。外資系企業でのジレンマ、ログラスで描く「SaaSの理想」、そして「日本最強のセールス集団」を創るという壮大な夢を熱く語っていただきました。

大学卒業後、日系エネルギー企業に入社し、営業と海外事業を経験 。29歳で渡加し、 帰国後は金融業界を経てマーケティング企業に入社。 プロジェクトマネージャーとしてマーケティングと営業業務に従事。その後、外資系IT企業であるSAP, Salesforce, Oracleで Account Executiveとして活動。2024年ログラスに入社。


ー安部さんは外資系企業を渡り歩いたユニークな経歴をお持ちです。その中で、どうしてログラスへの転職を決断したのでしょうか?


安部:おっしゃるとおり、私自身かなり型破りな経歴だと思っています。

29歳で新卒入社した日系企業を飛び出し、海外放浪やフリーター生活を経て、2017年にSAPに入社したことが、外資系キャリアのスタートでした。
以降、セールスとして、外資系企業を渡り歩いてきました。
ありがたいことにオラクルではアプリケーション領域でトップセールスの経験も積むことができました。

一方で、外資企業のセールス職務は、“お客様への寄り添い”という点においては、一定のジレンマを抱えていました。

セールスは、お客様との契約を締結して終わりではありません。
特にSaaSでは、ライセンスを採択いただいたお客様への寄り添いが重要になると思います。

この寄り添いという言葉には、さまざまな内容が包含されるかと思いますが、私が外資企業で就業をしていた際に最も感じていたジレンマは、開発との距離感です。

SaaSプロダクトのあるべき姿は、ユーザーの声を、製品に反映させることだと考えます。


ベストプラクティスをプロダクトに反映すること、不足している機能があれば、お客様の要望を受けた上で早期開発に反映させていくことも必要だと思います。

しかし、外資企業が、日本に開発拠点を持つことはほとんどありません。

そのため、ユーザーから機能要件に関するご相談をいただいても、その要件を本国に連携したところで、それが製品開発に反映されることは、まれかと思います。

これは当然、海外に本社機能がある中で日本のマーケットをどう見ているのか、重要顧客がどれくらい存在するのかにも依存するかと思いますが、私からすれば目の前の顧客に価値を提供しきれていないという感覚をぬぐいきれませんでした。

その点、ログラスはセールスと開発組織の距離が近いです。プロダクトの展示会にエンジニアやデザイナーが参加することもありますし、営業から開発へ、お客様の機能要望を共有するスキームもあります。

もちろん創業から間もないため、未成熟な部分はありますが、お客様にとことん向き合いながら、日本の商習慣にマッチしたプロダクトを作れていると感じています。
だからこそ、私の描く「SaaSのあるべき姿」をログラスでは実現できるのではと思っています。

また、ログラスが型破りな会社であることも、転職した理由のひとつです。

ー「型破りな会社」とは?

私にとっての「型破り」とは、いい意味で普通でなく、突き抜けた何かを持つことだと思っています。その点で、ログラスは、“何事にも熱狂する文化”が突き抜けていると感じています。

営業はもちろん、採用、プロダクト開発、バックオフィスも、全員が同じ方向を向きながら何かに対して熱狂をしています。
声を上げるなどして分かりやすい熱を持つ人もいれば、静かに闘志を燃やす人もいて、熱の入り方は違えど、皆が同じ方向を向いていると感じます。
そう実感したのは、私のキャリアにおいて初めてのことでした。

また、意思決定から現場の業務まで、スピードがとても早いことも特徴的だと思います。
Valueの中でも「Fail Fast:爆速で挑戦し、失敗から学ぶ」を掲げており、試行を繰り返すことが文化として定着し、日頃のコミュニケーションにまで落とし込まれていることに驚きました。

そして、最も特筆すべきは、失敗を称賛する文化です。

スタートアップは挑戦の連続です。失敗を恐れていたら何もできません。
ログラスでは、たとえ挑戦が失敗に終わっても、それを皆の前で発表し、たたえ合う文化があり、これがメンバーの成長、ひいては会社の成長を支えていると感じました。

選考過程では、CEOの布川さんをはじめ、多くのメンバーと腹を割って会話しました。

そこで知ったのは、多くのメンバーが挫折を経験し、そこから立ち上がった経験を持っているということです。このカルチャーが、強いビジネスパーソンを生んでいるのだと感じました。
これらの要素が相まって、ログラスを他にはない、型破りな会社にしているのだと思います。

ー入社後はどのような経験をされていますか?

フィールドセールスとして、エンタープライズのお客様を中心に支援してきました。

ログラスのエンタープライズセールス部門ではISとバディを組んで案件を担当しています。
私自身はフィールドセールスの役割を、「誰かからパスをしてもらった熱のこもったボールを受けて、それを抱えて走る」と捉えています

それゆえ、このバディ体制で常に全力で走り続けられていると感じます。
実際私は、このISメンバーとともに、入社2ヶ月弱で1億円以上のパイプラインを作りました。

ERPのように高額な商材ならまだしも、SaaSのソリューションで1億円超のパイプラインを創るというのは、決して簡単なことではありません。

自身が担当するアカウントに対して、どのように価値訴求をしていくのかを周りのメンバーと一緒に考え抜き、実現できました。
共に働く人への共感や建設的な会話、お客様への寄り添いとメッセージに頭をひねること、セールスとして当たり前のことを徹底する重要性を改めて認識させられた瞬間でした。

さらに、ログラスが展開する経営管理領域のクラウドサービスは、日本ではまだまだ市場が確立されておらず、そのほとんどがホワイトスペースだと捉えています。

だからこそ、セールスとしての手腕が試される環境ですし、自身の手でプロダクトを広め、「市場を創り出す」という、これまでにはない経験ができていると感じます。

ー今後の展望やチャレンジについて教えてください。

ログラスにはどの部署を見渡しても、本当におもしろいメンバーがそろっていると感じます。

さらに、組織成長への投資を惜しまずに、本気で採用に取り組んでいるほか、協力なアドバイザーに参画いただくなど、日に日にそのおもしろさが増していると感じます。

この環境とメンバーが、私のモチベーションや自信を担保してくれており、ログラスは日本発のスタートアップとして「世界で戦えるSaaSになる」とワクワクしながら語ることができます。

これらの中で私が思うことは、感謝とコミットです。
感謝は言わずもがな、社内にも社外にも素直な気持ちと共にこうべを垂れることですが、コミットは私の夢のひとつにもつながります。

私の夢のひとつ、それはこの会社で日本最強のセールス集団を創ることです。

世の中ではよく、2:6:2の法則と言われていますが、私は、これを10:0にしたいと思っています。

最強のセールス集団を創り、最高のプロダクトで、日本国内のお客様の経営を支援する。そして、日本発のSaaSとしてグローバルで戦っていく。

この夢の道筋において、私自身の経験を周囲に還元しながら、会社を大きく成長させていきたいです。

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