今回のインタビュー記事ではアカウントマネジメント部の加藤さんと、事業執行役員Vice President of Revenueと同部署の部長を兼任する浅見さんに話を伺いました。
前職でジェネラリストとして活躍してきた加藤さんがカスタマーサクセス(CS)としてログラスに入社し、アカウントマネジメント部門の立ち上げに至るまでを、加藤さんの採用から携わってきた浅見さんとの対談形式で振り返ります。
加藤:他の職種の選択肢もあった中で、ログラスのカスタマーサクセス(CS)を選んだ理由は、幅広いスキルが活かせる環境でありながら、自分の中でキャリアの軸を築いてみたいという想いからです。
前職では、少人数の組織で「営業でもオペレーション構築でも、事業に必要なことはなんでもやる」というジェネラリストの役割を担っていました。仕事は充実していた一方で、「なんでもできるけど、何も専門的にできることがない」という危機感がありました。
浅見:加藤さんとは選考中から関わっていましたが、ログラスのCSはジェネラルなスキルと親和性が高いと感じ、活躍できるだろうと思っていました。
ログラスのCSでは組織やプロダクトがまだ成熟しきっていない中、課題に柔軟に対応し、プロセスを整えて進めていく力が求められます。加藤さんの多様な業務経験が、まさにそのニーズに合致するものでした。
加藤:最初はプロダクトや業界の知識を深めるのに苦戦しました。お客様の話す内容すら十分に理解できないこともあり、簿記の勉強や社内の専門家に質問するなど、自発的に知識を補う努力が必要でした。
浅見:もちろん苦しい部分もあったでしょうが、加藤さんにはオーナーシップの強さがあり、自発的に課題に取り組んでいました。業務を切り分けて任せていく中で、自らキャッチアップし、常に前に進んでいる印象を受けました。3ヶ月ごとに設定している目標も、どんどんレベルが高くなっていくのが見て取れました。
加藤:一通り業務に慣れた後、さらに大規模な企業様や複雑なプロジェクトにアサインしてもらえるようになりました。これらの案件は、関係部門が多く、要件の設定やプロジェクトの推進が特に難しくなります。そのため、プロジェクトマネジメント能力や複数のステークホルダーとの連携力が必要となり、難しくも、面白さを感じています。
浅見:プロダクトが成長し、お客様の数が増加する中で、長期的に価値を提供し続ける必要性がより高まってきました。これまでのCS部門は主に導入支援に重点を置いていましたが、導入後もお客様がログラスを効果的に活用し続けるための支援体制が必要になったのです。価値の感じ方やプロダクトの活用方法が多様化し、導入後のサポートを強化するためにアカウントマネジメント部を立ち上げました。
加藤さんにチームへの参画をお願いした理由は、これまでのCSでの実績はもちろん、アプローチにおいて非常に信頼できるスタンスを持っていたからです。
彼女はお客様に価値を適切に伝えていくような営業や交渉も得意としており、まさにアカウントマネジメント組織の立ち上げに最適な人材でした。
加藤:私はこれまでも役割自体に強いこだわりはなく、事業に貢献できることに挑戦したいと考えてきました。
組織や役割が定まっていないファジーな部分を整理していくことはこれまでの経験を活かせると思っています。
また、事業としてもお客様に継続的に利用いただくことが課題になっていたので、やるしかないと腹を括りました。
浅見:加藤さんとは、組織立ち上げ時に現状の課題を整理し、今後半年のやるべきことを明確にしました。
短期的な目標が明らかになったため、これからはその先の未来を描く必要があります。加藤さんには、長い時間軸で物事を見据え、責任を持って組織を前に進めてほしいと期待しています。
加藤:転職した理由の一つに「キャリアに軸を作りたい」という想いがありました。
今は自分の案件やアカウントマネージャーとしての役割に集中していますが、事業やプロダクト全体の成長を考える必要性を感じていますし、これが良いパフォーマンスに繋がると感じています。
アカウントマネージャーとしての業務をしっかりやりきりながら、事業成長に貢献するために役割にとらわれすぎず、挑戦を続けていきたいと思います。