Interview

フィールドセールス・エンジニア
宮尾 ✕ 佐藤

信頼で結ばれたセールスとエンジニアが挑む、新規事業の成功への道

この記事では2023年に新規事業として立ち上げた「Loglass 人員計画」チームでフィールドセールスを担当する宮尾さんと、開発をリードしてきたエンジニア佐藤さんに話を伺いました。
内定辞退をするつもりだった宮尾さんの決断を変えた佐藤さんとの最初の接点から、宮尾さんが初めての受注に至るまでさまざまな苦難があった中、信頼を築いて乗り越えてきた2人に迫ります。

初めての接点と共感

ー 宮尾さんと佐藤さんの最初の接点を教えてください。

佐藤:2020年に入社し、「Loglass 経営管理」の開発を担当した後、2023年からはHR領域の新規事業「Loglass 人員計画」の事業開発にエンジニアとして携わってきました。
最初は、CEOの布川やビジネスサイドのメンバー数人と一緒に、初期のお客様数社のオンボーディングを行いながら開発を進める日々でした。
プロダクトの開発が進み、徐々にお客様が増えてきたタイミングで、2人目のフィールドセールスとして入社したのが宮尾さんです。

宮尾:私は前職ではSaaSの新規事業で事業開発を担当していました。前職では、入社直後から代表やエンジニアと一緒にお客様を訪問して課題をヒアリングし、それをプロダクトに反映させてフィードバックをもらい、改善を繰り返しました。

「1からWebサービスを作るのは大変だけど、非常に面白い」と感じていました。
しかし、期待していたほど事業を成長させられず、結果として撤退することになりました。営業として強い責任を感じつつ、「次こそは事業を成功させたい」と考え、転職活動を始め、出会ったのがログラスでした。

佐藤:宮尾さんとの最初の接点は、採用でオファーした後に行ったチーム面談でした。
宮尾さんは新規事業の経験が豊富で、不確実であるゆえの難しさや、苦労をたくさん知っていました。創業初期のログラスに入社した私としては共感できる部分が多く、同時に「この方はきっとログラスに合うだろうな」と感じました。

宮尾:実は、元々は別のポジションでオファーをいただいていたのですが、家庭の都合で折り合わない部分があり、この面談を受ける時点ではログラスを辞退するつもりでした。
しかし、佐藤さんとお話しする中で、歩み寄って会話をしてくれたことがとても印象的でした。エンジニアとこの距離感で議論ができるチームならば、必ずいいプロダクトを作れるだろうと思ったんです。「こんな人たちと同じチームで働きたい」「前職でやりきれなかった事業成長に、もう一度挑戦したい」と思い、入社を決めました。

共に乗り越えた苦難の時期

ー 宮尾さんは入社後苦しい時期もあったと伺いました。

宮尾:奮起して入社したものの、一転して苦しい日々が続きました。管理領域という未経験の分野で、お客様のニーズをなかなか理解できず、また新しいビジネスモデルを把握するのに苦労し、このプロダクトをどのように販売すべきかストーリーを描けませんでした。
新規事業特有の難しさも感じました。前職で経験はあったものの、ローンチ直後で戦うための武器が少ないプロダクトで、お客様の課題を解決できるイメージが湧かず、営業に自信を持てない状態でした。

佐藤:私もその頃、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。新規事業でまだ足りない機能も一定あり、それを武器に販売するのが非常に難しいことは、エンジニアとしても理解していました。
それでも、より良いプロダクトを市場に出すためには不可欠なプロセスだと自分に言い聞かせながら、開発を進めました。

宮尾:悩んでいた時期、最も話を聞いてくれたのは佐藤さんでした。定期的に1on1を行い、私が言語化できない部分を手伝っていただいたと感じています。

商談のフェーズがなかなか進まず焦っていた時も際に一緒に整理してくれたり、プロダクトで解決できる部分がないかをエンジニア視点で考えてくれていました。

佐藤:入社のきっかけとなる面談を担当したこともあり、宮尾さんをチームメイトとして絶対にサポートしたいという強く思っていました。とはいえ、私自身はセールスの経験がないため、まずは気軽に話してもらい、宮尾さんの不安を言語化することを意識していました。

特に、宮尾さんが苦しんでいたのは「先が見えない中で走り続けること」だと感じたので、問いを立てながら一緒に考えるようにしていました。

宮尾さんは問いを一緒に立てた後はいつも自分で答えを見つけていたので、この人なら大丈夫だと信じていました。

初受注で見えた光明と、未来に向けた挑戦

ー 宮尾さんが初受注した際のお気持ちと、今後の抱負を教えてください。

宮尾:その後時間はかかりましたが、初受注を達成することができました。すぐにチームに共有し、皆がとても喜んでくれたことがとても嬉しかったです。
佐藤さんにも直接報告し、非常に喜んでいただけました。

佐藤:宮尾さんの初受注は自分のことのように嬉しかったです。

それまで、CEOや事業責任者がセールスを担当していた製品を宮尾さんが売れたということは、再現性を持って売ることができるプロダクトになったと言えると思います。

これは事業を伸ばす上で非常に重要ですし、チームのメンバーを鼓舞するような大きな機会になりました。

宮尾:現在もまだまだ大変なことは多いですが、佐藤さんをはじめ、エンジニアやPdM、デザイナーたちとビジネスサイドが一体となりお客様の課題に向き合い続けています。日々プロダクトが進化しており、1ヶ月前には実現できなかったことが可能になっていく様子が、営業として「もっとこのプロダクトをお客様に届けたい」というやりがいになっています。

前職で果たせなかった新規事業の成長をログラスで実現させるために、今後も成長していきたいです。

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